Archive for 12月 7th, 2013
2013-12-07 63回 Cocoa勉強会(関東)のレポート
会場は松戸シティホテルSENDAN-YAの貸し会議室。
参加者は13名(うち見学2名)でした。
「ドキュメントベースアプリをTab化する」Mac
前回のマルチウィンドウの続き。SafariやFinderのようなタブを持ったアプリの設計について。
PSMTabBarControlを使ってTab化する。
- ドキュメントベースでないアプリのタブ化
- ドキュメントベースのアプリのタブ化
をデモをしながら実装例を示した。
「Xcode Server みんなで使ってみる」Xcode
Xcode Serverでできること。
- プロジェクト統合、アーカイブ
- Git, Subversionのリポジトリサーバ
- 複数のiOSデバイスの実機での自動テスト
単純にプライベートリポジトリとしてもサービス契約するよりも、OSX Serverの方が安価(買切り2,000円)というメリット。
Xcode Serverの
- リポジトリサーバ
- 継続的インテグレーション(CI) (Xcode Serverでは”Bot”が動いてテストを実行する)
のハンズオンを参加者で実施。→ネットワーク環境やサーバのディスク容量の問題などであまりうまくいかず。
(質疑応答など)
- Q.コードでなくプロジェクトファイル(.xcodeproj)の修正のマージって問題起きがちだけど、みんなどうしてる?
- A.関係者に「マージするよー」など周知するなどで対応。.XIBのマージも失敗するとかなり大変。
「iOS向けのフレームワーク化に挑戦」iOS
MacのようにiOS用の.frameworkを作成する手順について。
- .frameworkの配置になるようシェルスクリプト等で作成
- ライブラリの実体を静的ライブラリにする。
(質疑応答など)
- stringsファイルはビルド時にアプリにコピーが必要(そのようにビルドするようにする)
- アプリ側のコンパイル時に-objcが必要なので注意
「iOSアプリのデジタル署名」iOS
受託開発でストアへの提出を顧客にやってもらうケースでは、通常はプロジェクトファイルを納品して先方でXcode上で署名等を実施してもらうことが多い。けれど今回はそうではなく、
- ビルド済み未署名のアプリを納品
- 納品先で署名しストアに提出する
という形式にしたいことがあり、そのときにどのようにしたらよいかという話。
Xcodeの動作を調べて、どのような作業をしたらよいかをリストアップ。手順上どういった課題があるかをまとめた。
codesignコマンドについてはTN2206 Mac OS X Code Signing In Depthに詳しい。SHA1または”通称”で署名を指定する。
「Neerby Networking Multipeer Connectivity」iOS
iOS7からの機能。WIFIまたはBluetoothでデバイス間通信ができる。
- Bonjourのようにサービスタイプの名前で接続する。
- Gamekitと異なり、別アプリ間でも接続できる。
- データ型などはないので、通信データの解釈はアプリで行う。
iPhone, iPad計3台でチャットアプリをデモ。
(質疑応答など)
- Q. Mac上のシミュレータ上でも動く?
- A. ダメ。実機が必要。
次回の予定
2/8(土)に新宿で開催します。
(reporter: kimuraw)